貧乏人は〇〇を食え!(主食カロリー当たり単価を比較)米って高いですか?

こんばんは、田中です。

少し間があきました。

こどもが寝てから、いつもブログを書いていた時間に、少し瞑想したり、本を読んだりしていました。
(たぶん、そのほうが建設的な時間かもしれません) 

なんて前置きはどうでもいいですね。

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唐突ですが、今日の本題に入ります。

僕は米を作っているので、主食は主に米を食べています。

「米は高い!」という人もいるのですが、腹持ちなどを考えるとコスパはいいと思っていたのですが、実際のところどうなのか気になったので、調べてみました。

グラム単価とカロリー当たり単価



まずは↑をご覧ください。
データは2010年と少し古いですがここにあるものでは、

・グラム単価が最も安いものは、大根


・カロリー単価が安いものは、食用油

となっています。

グラム単価では大根は安いですが、これは水分が多いです。
たしかにカサはあるので量的にはあるかもしれませんが、これでは熱量が足りません。

カロリー単価では、食用油。
たしかに、油ですからカロリーはありますよね。

貧乏人は食用油食ってろ!

ということでしょうか?
それは、あんまりです。だって食用油って食用だけど、主食に飲むわけにはいきません。

カロリー単価で次に安いものは砂糖ですが、これも主食には無理でしょう。

ということで、現実的なのは次に安い小麦粉でしょうか?

貧乏人は小麦粉食ってろ!

昔「貧乏人は麦を食え」という問題発言をした政治家がいたそうですが、その通りなのかもしれません。 

「所得に応じて、所得の少ない人は麦を多く食う、所得の多い人は米を食うというような、経済の原則に副ったほうへ持っていきたいというのが私の念願であります」―池田勇人語録

ただ、この発言のころとは時代も状況も全然違いますが・・・

小麦粉をそのまま食べるのは無理なので、お好み焼きにするとか、うどん作るとか、パンを作るとか、そういうことになるのでしょうか?

カロリー単価の安い小麦粉とグラム単価の安いキャベツの組み合わせでできるお好み焼きって、コスパいいのかな?

「でもこのデータってほんとなのか」と思った僕は、実際に近くのスーパーで調査してみました。

カロリー当たり単価(近所のスーパー)


僕が住んているのは田舎なので、業務スーパーなどの激安店は近所にはありません。車で街に出ればありますが、ここではわざわざそこまでしません。

※その日だけの特売品や、特別な割引のある商品ではなく、ふつうに売ってあった値段で比較しています。

地域により条件は違うところもあると思うので、気になる方はご自分の近くのお店で価格調査してみてください。

主食になりそうなものを比較。100g当りエネルギーはパッケージ裏のものをそのまま疑わずに採用。

・米


10kg 3000円。
100g 356kcal

8.4円/100kcal 

ちなみに10kgは約67合なので、茶碗一杯0.5合とすると、一杯あたり約22円(267kcal)
そんな高くないですよね。米農家なので特別に米だけ試算。

・食パン


一斤98円。
一枚当たり160kcal(6枚切り)

10.2円/100kcal 

・パスタ


800g 238円。
100g 358kcal

8.3円/100kcal

・うどん


500g 198円
100g 334kcal

11.9円/100kcal

・ラーメン


101g×5 298円
101g 456kcal

13.1円/100kcal


・小麦粉


750g 148円
100g 346kcal

5.7円/100kcal


やっぱり小麦粉ですかね?

でも、負け惜しみじゃないですけど、上の米は一応29年産、国産、単一原料米です。
たぶん、古米とか、ブレンド米とか、外国産米ならもっと安いのあります。

逆に小麦粉も国産ならもっと高いですよね。

業務スーパーとかでブレンド米2000円切ってるの見たことありますし。
仮に10㎏2000円なら、5.6円/100kcalで小麦粉といい勝負です。

あと、上にあげた中では、食パンはそのまま食べることができます。調理の手間とか光熱費についても考慮すると、これも安いのか?


こんなことしてると、「ウェブはバカと暇人のもの」の著者の中川純一郎さんに、

「うんこ食ってろ!」

って言われちゃいそうです。

みなさん、医食同源って言葉もあるくらいで、食は大事ですよ。
値段だけで決めずに、いいモノ食べてくださいね。

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