あなたにも知ってほしい?〜帝王切開の世界〜②

前回の続きです。

先生が登場(マスクしてるし手術着なので誰か分からなかった)。

「背中丸めて、丸くなってねー」
きたきた!
前回(一人目)の時は、陣痛マックスの中で刺された麻酔!!

今回はよ〜く分かってるので、緊張感すごい。
丸めた背中を消毒される。がっちり皆さんに抑えられ、手を握られる。恐怖で看護師さんの手をめっちゃ握る。
変な汗が出る。

針をさされ、なにか液体が入っていく感覚。ヒィィィ〜。

麻酔が終わったら終わったで、「やばい、始まってしまう!!」の恐怖到来。

「足があったかくなってきた?」
「なってきました」ヒィィィ!

先生がお腹を消毒し、「これ痛いね〜?」
となにかでチクチクされる。
「ちょっと痛いです」
「うーん、ちょっと痛いかあ…」
「痛いね〜?」
「ちょっと痛いです」
「ちょっと痛いかあ…」
がしばし繰り返され、やがて痛いとは感じなくなる。

しかし触られている感覚はある。
なのでそれはそれで気持ち悪い。

(確か)ここらで田中(夫)が給食当番のような格好で登場!!
なんとここは帝王切開でも立ち会いができるのです。

やや緊張の面持ち&ややニヤケ顔の田中が手を握ってくれる。

(手術中の田中の心の声)
「ほんとに『メス』って言うんだ」
「切ったらどばっと羊水出た!」
「うわぁ、腹に洗濯ばさみみたいなのがいっぱいついてる」

「赤ちゃん出るからね〜」
と言われ、なんか強い力で引っ張られる。
なぜか心臓あたりに激痛が!
「痛い!痛い!」

ついに赤ちゃん誕生!

胎脂べったりで真っ白の赤ちゃんはふにゃあ~的な産声をあげました。その瞬間はやはり涙が出ました。良かった。。。

すぐに私の胸元に赤ちゃんを連れてきてくれました。
短時間ですが帝王切開でもカンガルーケアしたいという希望を叶えてくださった!

のち、着々と腹を閉じられてゆき(その間も先生たちは世間話。田中は別室にてへその緒を切っているころ)、閉じられてテープを貼られるころには謎の痛みが。

さてここからがまた戦いのはじまりなのです。

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