出産をふりかえって(田中夫)

こんばんは、田中です。

前回は、久々に妻が書いてくれました。
それを読んで、僕も出産をふりかえって、かんじたことなどを書いておこうと思います。
※出産の流れというか記録としては、お産レポ①~③で書いたのですが、気持ちの面を。

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(どこまで遡るんだって話ですが)
そもそも僕は、結婚したいという気持ちはありませんでした。
誰かといっしょに暮らすということを望まないということではなくて、結婚という制度、家と家との結びつきみたいなものに興味がなかったのです。

それでも(話せば長くなるので割愛しますが)、結婚してもいかなと(変にこだわる必要はないかなと)思えるタイミングがあり結婚しました。

結婚後はふたりで楽しく暮らしていたので、僕はこどもがほしいと思ったことはありませんでした。
というか、どちらかといえば、こどもを持つことに積極的になれませんでした。
(ふたりでじゅうぶん楽しいし、まあ他いろいろです)

そんな僕ですが、こどもができました。
  
不安な気持ちが全くなかったわけではないですが、意外にもすんなり受け入れることができました。

日々変化していく妻の様子を見て、お腹の中のこどもとの日々を心底うれしそうに過ごしている妻と過ごして、ふたりで(3人で)がんばろう、という気持ちになっていきました。

妊婦健診にできるだけ付き添ったり、聴診器で胎児の心音を聴いてみたり。

出産は、ふたりで話してイメージしていたものとは全く違う展開になりました。

(想像)
陣痛に苦しむ妻を励ましつつサポートし、初産なので時間がかかり眠くなりつつも頑張って、やっと生まれた、感動のピーク。涙出ちゃったりして。

(実際)
緊急の手術となり、すべてがあわただしく進み、冷静なつもりが血の気の引いた真っ白な顔で
妻を手術室に見送り、生まれたこどもとは後ほどご対面。


生まれたこどもを初めて見たときには、感動したというよりも、「無事に生まれてよかった」と安心した気持ちのほうが強かったです。
その直前、こどもを入れたケース(っていう表現でいいのかな)が、助産師さんに運ばれて、廊下を曲がって近づいてくる瞬間、とてもとても緊張しました。

こどもは、思っていたよりもしわくちゃで赤くなくて、目が開いていて、
「きれいなあかちゃんですね。おめでとうございます」
と助産師さんたちに言われて、素直にうれしかったです。

その夜は、付き添いで病院に泊まらせてもらったのですが、夜中に目を覚ました妻と、怒涛の3日間をふりかえり、少しだけ話をしました。

「先のことはあまり心配せずに、とりあえず今のことに一生懸命向き合おう」

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日記をもとに書いてみました。
※日記といっても付け忘れてまとめて書いたりしていますが。

いまのところ毎日、いい日々を過ごしています。

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