2018年4月13日金曜日

本[バッタを倒しにアフリカへ](バッタに喰われにアフリカへ?)

こんにちは、田中です。

今日は、本の紹介。

「バッタを倒しにアフリカへ」前野ウルド浩太朗


本書は、人類を救うため、そして、自身の夢を叶えるために、若い博士が単身サハラ砂漠に乗り込み、バッタと大人の事情を相手に繰り広げた死闘の日々を綴った一冊である。ーまえがきより

小学生の頃に「ファーブル昆虫記」に感銘を受け、将来は昆虫学者になろうと誓った筆者。
バッタの研究をはじめ、博士号を取得したのだが、昆虫学者への道は厳しいのでした。 
※筆者の定義する「昆虫学者」とは、 昆虫の研究ができる仕事に、任期付きでなく任期なし(パーマネント)で就職すること。 

日本で特別研究員として3年間の任期を終え、サバクトビバッタの研究のために、単身西アフリカのモーリタニアに渡ります(これも2年の任期付き)。 

ついて早々バッタの群れに出会うことになるのですが、その後大干ばつによりバッタが姿を消してしまいます。 
※バッタがいない間には、急遽ゴミムシダマシという別の虫の研究をしたり、ハリネズミを飼い慣らしてみたり、本を書いたり(「孤独なバッタが群れるとき」)、フランスの研究所で実験を進めたりと、いろいろやってます。 その辺の話もおもしろいです。 

そして無情にも月日は流れ、さしたる成果をあげることなく無収入になってしまいます。 

貯金を切り崩しながらもアフリカに居座り、バッタの大群に相見えるまで耐え忍ぶ日々。 

バッタに翻弄されながらも、たくましく挑戦を続ける姿が書かれています。 

バッタに興味がなくても、単純に読み物としてもおもしろいです。 

※内容のとは直接関係ないのですが、 文中に有名な歌の歌詞などのパロディとしか思えない表現がけっこう出てくるんですが、作者と同年代なので、元ネタわかるやつが多いです。 

こんなはずじゃなかっただろと、預金通帳が問い詰めてきた。
ーこれは、ブルーハーツの「青空 」ですよね。

暗い部屋で一人、テレビはつけたまま、私は震えていた。
ーこれは言わずもがな、 イエモンの「JAM 」でしょう。
その者緑の衣を纏いて、砂の大地に降り立つべし
ーナウシカのパロディですね。

他にもいろいろ。 

現在も、任期なしの「昆虫学者」にはまだなっていないようですが、研究を続けられているようです。 今後も楽しみにしています!




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