2018年3月29日木曜日

本[堀文子画文集]描くことは見極めること

こんばんは、田中です。

今日は本の紹介です。
本を読むことは田中夫婦の共通の趣味です。
ジャンルは問わず(と言いつつかなり偏りはあります)いろいろ読みます。

読みっぱなしももったいないと思い、文中の一言を書き抜いたり、ちょっとメモをしたりすることもあるので、今後もおすすめ本は紹介していこうと思います。

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堀文子画文集「命というもの」

日本画家堀文子さんの、「サライ」にて連載「命というもの」
その絵と文をまとめたもの。

描くことは見極めることで、野菜も果物も見れば見るほど不思議で、その構造の不思議さにのめり込んだ。ー前書きよりー

花や野菜など身近なものの絵がほとんどですが、そら豆やシイタケ、クワイなど、描かれたものを見るとあらためて自然の物の色合いや造形の見事さに気付きます。

言葉と無縁の世界を歩いて来た私ーとあとがきで述べていますが、描くことは見極めること、と言う著者の視点は、文章にも表れています。 

微妙な色合いや濃淡、柔らかい質感も伝わってくる絵はももちろん、文章もしみじみいいです。

この本を読んでいる時、焚火のはぜるような音がして外に出てみると、春の日差しで乾燥した藤の実がはじけて、種を飛ばしていました。

こういうことに気付けたのも、ちょうどこの本を読んでいる時だったからかもしれないな、と思いました。

無心に生きるものには幸せも不幸せもない。

そんな一文が、心にとまった、春の日でした。

※まとめて読むのもいいですが、季節ごとに章分けされているので、時々取り出してその季節のページを読むのもいいかもしれません。


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